こんにちは!
からだ整骨院三木院です(*^^*)
今回は『クーラー病』についてお話します!
1. クーラー病とはどんな病気?
クーラーなどで長い間身体が冷やされることが原因となって皮膚の下の毛細血管や汗を分泌する汗腺に異常事態が起き、
体の温度が急激に下がって毛細血管の収縮を引き起こした結果、
全身的な血行不良を引き起こすと同時に、ついには自律神経が障害され、身体にさまざまな症状を引き起こされる病気です。
2. クーラー病の症状はいろいろ!
クーラー病では足腰の冷え、慢性的な疲労感、ストレス感、肩こり、頭痛、食欲不振、
かぜ症状、腹痛、生理不順、生理痛、不妊、イライラ、不眠、めまい、神経痛など様々な症状が現れます。
一度このような経験をすると何年も同じような症状で悩んでしまうにとどまらず、症状が年々ひどくなるという共通した特徴があります。
初めは手先、足先だけだった冷えが膝から下、腕やうなじ、背中へと冷えを感じる部位が増えていきます。
これらの症状はすべての人に同じように現れるものではなく、個人差が見られます。
また秋や冬などの冷房を使わない時期になってから症状が現れることもあるので注意が必要です。
3. クーラー病の対策と予防
① 汗をかく
汗をかくことで冷房のために機能が低下した汗腺を復活させ、自律神経を刺激することになります。
そのためには半身浴やサウナがよいでしょう。半身浴ではお湯を少なくしてみぞおち以下の下半身を40℃以下のぬるめのお湯に20分~30分程度ゆっくりとつけましょう。
お湯の量を少なくするのは身体に対する水圧を減らし、下半身の血液を良く温め、全身にめぐらせるためです。
汗の出の悪い人には大さじ1~2杯(15~30g)の少量の塩をいれると汗が出やすくなります。
② 皮膚を鍛える
冷えを感じている足の指先をシャワーマッサージや塩マッサージ、へちまマッサージで直接刺激して自律神経の働きを正常に戻すことが大切です。
③ お腹を冷やさない
夜寝る時などは腹巻などをしてお腹を冷やさないようにしましょう。
クーラーの代わりに氷枕で首の後ろを冷やしてあげると不思議と身体全体の表面温度が低下することが確認されており、快適に涼しく過ごせます。
④ 身体を暖める食材を利用する
アイスコーヒーや牛乳、生野菜、果物は身体を冷やす原因であり、
これらを取りすぎた時にはごぼう、にんじん、れんこん、イモ類のほかショウガ、お寿司のがりなどが手軽で身体を暖める食材として効果的と言われております。
暑さで食欲がないとあっさりしたそうめんやざるものばかりをとっている方も多いと思いますが、暑いときこそ栄養のある暖かいものを食べるようにしたいものです。
⑤ 服装での対策
服装での対策ポイントはうなじとお腹です。
襟のついたシャツを着てスカーフなどでうなじの部分を巻くようにしましょう。
また膝掛けは膝にかけるのではなく、お腹の部分にかけてお腹を暖めるのがポイントです。
またお腹を締め付けるガードルなどの下着は血行を悪くしますので避けるようにしたいものです。
⑥ 冷房の設定温度
冷房の設定温度は外気との温度差が5℃以内となるように28℃前後の室温にしておくのが最適だと考えられています。
⑦ 環境対策
体に直接冷たい風が当たらないようにしましょう。
冷房の風を避けて机を移動したり、衝立をたてたり、窓をわずかにすかしたりなどの環境対策も必要です。